2025年10月28日火曜日

第118回日展(第5科 書)に香取潤哉准教授の作品が入選しました【ニュース】

 ごきげんよう。

今年の日展で、香取先生の作品が入選されました!

香取先生といえば2025年度に本学に着任された書道担当で、「書道史」や「書道実習」などのご専門に関わる授業のほか、教職課程(書道科)に関する科目もご担当されています。

お忙しい中でも、ご自身の作品作りも続けていらっしゃるということで、このたび第118回の日展に作品が入選されたそうです。

※日展(日本美術展覧会)とは:日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書の五つの部門からなる総合美術展で、また世界でも類を見ない規模の公募展です。全国各地から、10代の学生、社会人や100歳の方など、幅広い年齢の方が応募し、その中から厳しい審査を経て選ばれた作品が陳列されます。(公式HPより)

入選する確率は約10%ほどとのことで、狭き門! ちなみに香取先生に伺ったところによると、昨年も入選されているとのこと、す、すごい……。


本学の関係では、おなじ書部門に「書道実習」をご担当いただいている齊藤まゆみ先生も入選されているとのことです(香取先生いわく、「僕なんかよりずっと長い間作品を出されていて、すごい先生なんですよ」と)。


そんなすごい作品が見られる日展は、10月31日~11月23日に国立新美術館で開催されます。たくさんの作品を浴びる機会! 「芸術の秋」の一つとして、ぜひ足を運んでみてください。

https://nitten.or.jp/

2025年10月22日水曜日

お手伝いした企画展(吉岡弘昭展)のご紹介

 人文学科の栗田(博物館学、美術史)です。

 

愛知県碧南市と関東からは遠いですが、ゲストキュレーターを仰せつかった展覧会が1115日に始まりますのでお知らせします。

展覧会名は「吉岡弘昭展 哀しみとおかしみを湛えた不思議な魅力」で、碧南市藤井達吉現代美術館で開催されます。展覧会概要は、美術館のHPでは次のように記されています。

名古屋市を拠点に活動する画家・吉岡弘昭(1942-)は、現代社会やそこに生きる人間の生の深淵を見つめる表現で群を抜く存在です。ユーモラスに表現された人間、犬、鳥などのモチーフは不思議な魅力に溢れています。本展では、初期の油彩作品から版画家としての評価を確立したドライポイントによる変身シリーズ、多版多色刷の諧謔的な表現により独自の作品世界を切り拓いた7080 年代の版画から新作の絵画に至るまで、約60年に及ぶ吉岡の画業を総覧します。

『変身シリーズ No.11969年 作家蔵

ゲストキュレーターとしては、コンセプトや出品作品選定に際して助言を述べさせていただきました。また展覧会図録には「寓意としての世界:犬のまなざしが浮かび上がらせる「裏返しの笑い」」というエッセイを寄稿しています。

GONBENYELLOW)』1976年 作家蔵

開会初日には、吉岡弘昭さんと対談を行います。制作のご苦労や作品の成立の背景、今後の制作への思いなどを引き出すことができればと思っています。

 

『寓意の風景・A2022年 作家蔵

 

ジブリパークや名古屋港水族館、あるいは徳川美術館や豊田市美術館に足を運ぶ機会がありましたら、こちらにもお立ち寄りいただければ幸いです。

 

【展覧会概要】

展覧会名:吉岡弘昭展 哀しみとおかしみを湛えた不思議な魅力

会期 20251115日(土曜日)~1221日(日曜日)

観覧時間:10:0017:00(入場は16:30まで)

休館日:月曜日、1125日(火曜日)※ただし、1124日(月・休)は開館

観覧料:一般800円(640円)、高・高専・大学生400円(320円)、中学生以下無料

※( )内は20名以上の団体料金。市内在住・在学の高校生、市内在住の65歳以上の方、各種障がい者手帳をお持ちの方と付き添い1名は無料。受付に証明書をご提示ください。

1121日(金曜日)はあいちウィーク期間中の「県民の日学校ホリデー」のため観覧無料

主催:碧南市藤井達吉現代美術館、碧南市、碧南市教育委員会

共催 :中日新聞社

ゲストキュレーター :栗田秀法(跡見学園女子大学教授)

 

【記念対談】

演題「プリントとペインティングの往還」

講師       吉岡弘昭(画家)

栗田秀法(跡見学園女子大学教授、本展ゲストキュレーター)

司会       木本文平(当館館長)

日時       1115日(土曜日)14:0015:30

場所       地下1階・多目的室B

定員       50要申込

※聴講無料