1月10日、「国際社会と生きる」をテーマに国際文化交流、国際協力について学ぶ人文学科の小川ゼミでは、韓国の文化外交を研究するために、駐日韓国文化院へ校外見学に行きました。
日韓の相互理解に貢献した浅川伯教・拓兄弟の業績を紹介する展示等を見学し、韓国文化院の活動について学びました。
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小川ゼミでは、日本を軸とした国際交流・多文化共生について学びます。
跡見学園女子大学文学部人文学科に関連する情報をお届けします。
1月10日、「国際社会と生きる」をテーマに国際文化交流、国際協力について学ぶ人文学科の小川ゼミでは、韓国の文化外交を研究するために、駐日韓国文化院へ校外見学に行きました。
日韓の相互理解に貢献した浅川伯教・拓兄弟の業績を紹介する展示等を見学し、韓国文化院の活動について学びました。
小川ゼミでは、日本を軸とした国際交流・多文化共生について学びます。
人文学科の柴田です。
「アート入門」の第3弾は、西洋近代美術史と博物館学ご専門の栗田秀法先生です。
先生は大学は勿論の事、美術館の学芸員として「美術の魅力をわかりやすく伝える工夫」を重ねて来られました。特に≪対話型鑑賞≫に力を入れておられます。今回この≪対話型鑑賞≫を段階を踏んで三回にわたるアクティブラーニングとして行なっていただきました。
(一)どんなふうに見える?→(二)どこからそう思ったの?→(三)もっと発見はある?。
(一)は第一印象や雰囲気を感じる、(二)は意識的に味わう;作品の情感、雰囲気、物語性、(三)は意図的に読み解く;構造、技法、象徴、文脈を知的に、と進んでいきます。
50名を越える受講生で対話型鑑賞をするのは先生も初めてとのことで、手持ちのアートカードでは足りずに買い足してくださったほどでした。
まずパワポで行なうことの意義の説明や、やり方についてのわかりやすい動画を見せて頂き、数人ずつの島に分かれてグループごとに進めていきます。アートカードの他、全員で一緒に鑑賞して考える作品については、スクリーンに大きく映し出します。
アプローチの仕方は、手を変え、品を変えて様々に工夫を凝らしてくださいました。
〇アートカードから共通性を見つけて数枚選び言葉で説明する練習、いくつかの作例について1分観察→5分対話→1分振り返りの対話型鑑賞(1人がファシリテーターになって進行する体験も)。
〇西洋絵画の技法や様々な造形要素についての解説の後、四季のカレンダーにするならどれ?(アートカード)、ブラインドトーク(ペアになって作品を見ていない相手にどのような作品なのかを説明する、そして技法や造形要素を含んだグループでの対話型鑑賞(ファシリテーター)。
〇5人の登場人物の絵の各人物の身振り手振りを役者のように真似てどのような人物かどのような場面かを考える、また、各自で一つずつ用意した推しの作品を用いてファシリテーター役になって対話型鑑賞を進める。
学生たちは、同じ作品についての様々な意見を聞けることが新鮮であり、そして「ファシリテーター」の難しさや大切さを実感していました。
≪対話型鑑賞≫では、発言する勇気、他の発言を否定しないこと、場を独占しないこと、などのルールが重んじられます。そして、ファシリテーターには、参加者の意見を全て受け止め、パラフレーズし、褒め、関連発言をリンクし集約する、参加者の発言を対等に扱い中立であるなど高度なことが要求され、美術鑑賞にとどまらず、全人的な尊い学びであるのでありました。
跡見「学芸員」in菊坂による企画展を、旧伊勢屋質店にて開催します。
会期は2月21日(土)〜2月26日(木)、一般公開で学外の方もご来場いただけます。
2月21日・22日には、申込制で「民具調査体験」も実施予定です。
ぜひご来場ください!
跡見「学芸員」in菊坂とは、 跡見学園女子大学の生徒数名と教員が力を合わせて活動している団体のことです。
人文学科の学生も活躍しています!
人文学科の栗田(西洋近代美術史、博物館学)です。
「美術って、知識がないと楽しめない」って思っていませんか?
跡見学園女子大学の授業「アート入門」では、作品を“正解探し”で見るのではなく、自分の目で観察し、対話しながら読み解く体験も大切にしています。
アートカードや対話型鑑賞、名画のグループ鑑賞などを通して、美術館で作品がもっと面白く見える“見る力が身につく授業です。
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柴田先生が取りまとめておられる「アート入門/造形論」で私が担当した3回が終わりました。3回の骨子は、対話型鑑賞を繰り返すなかで、「見る→観る→視る」のプロセスで鑑賞力ブラッシュアップしようとするものです。
1回目の前半は、アートカードで楽しんで鑑賞するコツをつかんでもらいました。後半には、最近美術館で注目されている対話型鑑賞を行ってもらいました。
アートカード:https://www.youtube.com/watch?v=4GbqiczRHZY
対話型鑑賞:https://www.youtube.com/watch?v=yxbxMD2J-0E
複数人で鑑賞すると新たな気付きも多く、新鮮な体験だったようです。
2回目は、アートカードの応用編でウォーミングアップを行ったあとで、絵をじっくり観察できるようなるのに役立つ「造形要素/造形原理」について学びました。
造形要素:Line(線)、Shape(形)、Color(色)、Value(明度・明暗)、Texture(質感)、Space(空間)、Form(形態)
造形原理:Balance(バランス・均衡)、Contrast(対比)、Emphasis(強調)、Movement(動き)、Rhythm(リズム)、Unity(調和・統一感)
3回目は、プッサンの《オルフェウスとエウリュディケ》について5人ずつのグループに分かれて次の手順で詳しく鑑賞しました。
① 予備知識なしで観察。
② 登場人物になりきってみる(活人画)。
③ 主題と図像についての解説後、登場人物の同定。
④ 栗田による詳しい解説。
活人画になるのはなかなか難しかったようですが、なかなかの盛り上がりでした。
後半は、皆さんの推しの作品で対話型鑑賞を行っていただき、セッションの最後に推しについて詳しく語ってもらいました。対話型鑑賞も3回目となると話が弾んだようでした。
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絵や彫刻を心から楽しむ「豊かな美術鑑賞」をするためには、ただ見るだけではなく、いくつかのコツがあります。
まず、作品を前にしたら、インターネットや本で読んだ情報など、知っていることは一旦忘れて、素直に作品と向き合いましょう。少し離れて見て全体のバランスや雰囲気を確かめ、その後、近づいて絵の具の厚みや筆の跡(筆致)などをじっくり観察する、この両方が大切です。
でも、ただ目で見るだけでは、西洋の古い作品などは「何が描かれているんだろう?」と疑問に思うことがあります。そこで役に立つのが、日頃からの準備です。聖書やギリシア神話など、作品のテーマによく使われる有名な物語を読んで親しんでおくと、描かれている人物や物が持つ「意味」がわかるようになります。
どちらか片方だけでは、もったいない鑑賞になってしまいます。目で感じる力と、知識で読み解く力。この二つの力が合わさって初めて、作品の奥にあるメッセージまで受け取れる、深くて楽しい鑑賞体験ができるのですね。
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美術鑑賞をさらに深めたい方には、文学部には以下の授業も用意されています。
日本美術史(鑑賞を含む)A
日本美術史(鑑賞を含む)B
西洋美術史(鑑賞を含む)A
西洋美術史(鑑賞を含む)B
東洋美術史(鑑賞を含む)
近代美術史(鑑賞を含む)
現代アート論
東西美術交流
西洋図像学
色彩象徴論
もう年の瀬!
12月、4年生は卒業論文に奮闘し、無事に提出期間を迎えました。4年間の学びの集大成として各々が決めたテーマに取り組み、やり遂げました。
そんな怒涛の12月は、クリスマス会や卒論お疲れさま会がゼミ単位で行われたようです。ということで、香山ゼミ(英文学・イギリス文化)と山岡ゼミ(日本語学)の模様をお伝えします。
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【香山ゼミ】
12月20日の授業の後クリスマス会(自由参加)を開催しました。
卒論のお疲れ様会でもあります。
自分の興味のあるテーマを深く追求し、最後まで何度も読み返して細かい点をチェックしたり、四万語近い長さの力作を仕上げたり...皆よく頑張ったと思います!
ピザとケーキでお祝いして、プレゼント交換、ゲームなどで楽しいひとときを過ごしました。
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【山岡ゼミ】
秋日和の或る日、松井ゼミでは、文京キャンパス周辺に所在する日本近代史上の著名人のお墓参りに行きました!
文京キャンパスから徒歩15分で名刹・護国寺に到着。
元禄10(1697)年完成の本堂(重要文化財)の威容には圧倒されました。
まずは本堂脇の大隈重信侯のお墓にご挨拶。
境内の三条実美、山県有朋、ジョサイア・コンドル諸氏のお墓参りの後は、徒歩5分ほどで雑司ヶ谷霊園に移動。時間の関係上、文豪・漱石のお墓だけお参りしてきました。
人文学科の柴田(美術実習)です。
「アート入門」の第2弾は、西洋美術史の剱持 あずさ先生です。
1回目の冒頭「美術史とは?」のところで、テキスト的には『造形作品の歴史=人間の表現に関わる歴史/文化/精神をひもとく』ではあるのですが、先生自身がこれまで研究されてこられたからこその考え、『年月を超えて伝えられてきた作品に「今」むきあって「今」感じること、意味や価値を見出す』という貴重なお話が! 古の昔に確かに誰かの手によって生み出された作品が、今目の前に存在している、そのことにぐっと感慨を覚えるのだというくだりは、制作者である自分にとっては大変うれしい言葉でした。
さて、ことに19世紀の大エポック以前の西洋美術では、その<主題>を知っているかどうかで作品の理解が全く違ってきます。いわゆる歴史画といわれる、神話・宗教・寓意・歴史・文学などをテーマにした絵画について例を示しつつ解説くださいました。フラ・アンジェリコの「受胎告知」ではサンマルコ寺院にどのように存在しているものなのか、絵画がおかれる「場」の重要性が紹介され、昨今ひたすら美術館やギャラリーの「壁」に並べられることが多くなってしまった「絵画」を考え直したいと気づかされました。
2回目は、西洋絵画の表現の核である「明暗と空間」です。
モチーフとしては同じ場面をとりあげてはいても、<テンペラ画>と<油彩画>では風合いに大きな違いがあることを、イタリアのテンペラ画とネーデルランドの油彩画を比較して解説くださいました。カメラなどの画像に慣らされている現代人には、確かに油彩画の方がリアルな印象かもしれませんが、よく見れば人体のバランスなどテンペラ画の方が優れていたりします。どっちが「リアル」なのでしょう?また、よく日本画の人がイタリアに留学に行って西洋の絵を勉強したりすることも寡聞しますが、テンペラやフレスコには、日本画の画材と通じるところがあるのかもしれません。
そのほか、西洋絵画の光と影(明暗法)や遠近法/透視図法の話、そして古代ギリシャの「斜めの視点」がすでに奥行きを意識したものであるなど、とても興味深いお話の数々でした。
剱持先生のご講義は、西洋美術の単なる知識なのではなく、「作品」や「作者」に対する愛情が根底にあるのでありました。