全学共通科目「ワークショップで学ぶアートA」では、体を動かしながらアートを学びます。
この回はエアドーム作り。履修者のみなさんの感想を抜粋してご紹介!
失敗しても大丈夫!なアートの授業。苦手だと思っている人にこそ受けてみてほしい、自慢の授業です。
全学共通科目「ワークショップで学ぶアートA」では、体を動かしながらアートを学びます。
この回はエアドーム作り。履修者のみなさんの感想を抜粋してご紹介!
「西洋美術史A(鑑賞を含む)」の授業で、上野の国立西洋美術館の見学に行きました。跡見は西洋美術館の「キャンパスメンバーズ」に入っているので、常設展は無料で見学できます! 中世から20世紀の作品まで見応え十分。お気に入りは見つかったでしょうか。
画像01 ロダン《地獄の門》の前で。
画像02 真剣に見ています。
画像03 授業でも写本の話あったよね。覚えているかな?
全学共通科目 「アート入門」第4弾(ラスト)は柴田(日本画)が担当いたしました。
わたし自身、生き物が大好きで美術に進まなかったら獣医さんになっていたかもという人であり、また大動物を確固たる構造で掴んで日本画に描きたいという思いから<美術解剖学>も勉強してきましたので、「人のかたち」としてその話をしました。それから骨格(の流れ)に絡めて、ジェスチャー画体験も。クロッキーよりさらに直接的に、感じとったムーヴマン(動勢)を跡づけるように描く速描きです。
2回目は、「感性を解放するアート」です。臨床美術の紹介です。自身20年ほど前から直接的に社会に貢献する美術として勉強しています。
臨床美術は、芸術的創作活動によって五感を研ぎ澄まし感性の覚醒を目指します。1990年代後半から認知症患者さんやそのファミリーケアへの応用が始まり、現在では自閉症や麻痺の方々、ストレスフルな会社員へと・・・適用が広がっています。2009年には学会も設立されました。
認知症に対する臨床美術の本を少し読み、それから造形基礎教育としての(=美術の導入)学生の作例を多種紹介しました。最後に、量感画体験です。西アジアの牡牛の石の彫刻の白黒写真を上下逆さにしたまま、光の明暗による諧調を頼りに、線画の方に鉛筆か筆ペンで塊り感を感じながら描いていくものです。細かい部分や、耳だ、目だ、鼻だ…という意味にはとらわれずに大きな塊として描いていきます。時間が来たらセーの!で、正位置に戻します。部分や造作の一つ一つにこだわらない方が、かえって塊や量の感じが出るものです。
机上で気軽にできる実技的なものも含めて「アート入門」の講義を、というこの科目設置の意義を実現すべく行ないました。このような体験をきっかけに、描く事への苦手意識のある方々も、感性のままに描く楽しみ、幼かったころの創造の喜びを思い出して、社会人としての大人の脳の働かせ方と違う部分も活性化してスーッと楽になれることを願っています。
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「アート入門」は令和7年度スタートの新カリキュラムで新設された、全学共通科目(全学部学科の学生が履修できる科目)です。人文学科に所属する教員が複数名で受け持つオムニバス形式で、跡見学園女子大学が大切にする「アート」について幅広く楽しく学びます。
人文学科の柴田です。
全学共通科目「アート入門」では、4名の担当教員がそれぞれ複数回の講義を受け持つ他、スペシャルトークの機会を2回設けました。東西の美術史の先生方による(日本画の柴田も加わり)<鼎談>━美術の東西比較━と、茂木先生による「インクルーシブアート教育」の紹介の回です。
<鼎談>の回では、日本美術史の矢島先生の司会進行のもと、美術史の先生方が事前に入念に選定された、東西(日本美術vs西洋美術)を並べて比較するための画像を、どんどん見ていきました。
先生たちが雁首を並べてああだこうだ語り合ったりする場面は、普段の授業ではなかなかない光景で学生たちも面白そうでした。作品を制作する側(日本画)である自分も、美術史といっても、西洋美術史と日本美術史の(あるいは個々の研究者の)着眼点の違いなど、やり取りがときに微笑ましく、大変勉強させて頂きました。それにしても、学生たちのユニークな発想には本当に楽しませて頂きましたし、そのような中に「アートの大切なこと」が潜んでいる気がしました。
スペシャルトークの2回目では、美術教育の茂木一司先生による「インクルーシブアート教育」のお話を伺いました。
先生は修士課程の頃シュタイナーの教育に傾倒され、アートによる学びについて精力的に研究されてこられています。ワークショップ学習やインクルーシブアート教育、視覚障害者と一緒に行なうアートなど、多方面の方々と組んでの様々な豊富な実践例を動画も交えてご紹介くださり、学生たちも興味津々の様子。お話を伺った後は数人ずつのグループでディスカッションして班で一人ずつの発表もしました。
『今後の共生社会はアートを基礎に構築すべきではないか。科学は世界を豊かにしたが、同時にいい知れない不安感を抱かせ、さらなる分断を進める。大事なのは全体性を取り戻すことだ。・・・アートは科学によって冷たくなった社会をつなぎ直す。H.リードはアート教育の目的を「個人と社会の有機的統合」と言った。その最終目的は「平和のための教育」だったはずだ。(日本音楽教育学会長崎大会)』
この2回の機会を通じて、色々な分野が細分化しながら進歩(?)してきた現代社会にあって、今、全体性、統合、共生・・・といった価値観が急速に希求される時代を迎えていることに深く気づかされました。美術のいわゆるジャンルの垣根しかり、洋の東西の文化的相違、富の差、社会的立場の相違、ジェンダー、人の障害の有無・・・そういった分断を大きな<愛>で包み込むような人類の叡智こそが必要なのだ、と考えることができた有意義な2回のスペシャルトークなのでありました。
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「アート入門」は令和7年度スタートの新カリキュラムで新設された、全学共通科目(全学部学科の学生が履修できる科目)です。人文学科に所属する教員が複数名で受け持つオムニバス形式で、跡見学園女子大学が大切にする「アート」について幅広く楽しく学びます。
人文学科の柴田です。
「アート入門」の第3弾は、西洋近代美術史と博物館学ご専門の栗田秀法先生です。
先生は大学は勿論の事、美術館の学芸員として「美術の魅力をわかりやすく伝える工夫」を重ねて来られました。特に≪対話型鑑賞≫に力を入れておられます。今回この≪対話型鑑賞≫を段階を踏んで三回にわたるアクティブラーニングとして行なっていただきました。
(一)どんなふうに見える?→(二)どこからそう思ったの?→(三)もっと発見はある?。
(一)は第一印象や雰囲気を感じる、(二)は意識的に味わう;作品の情感、雰囲気、物語性、(三)は意図的に読み解く;構造、技法、象徴、文脈を知的に、と進んでいきます。
50名を越える受講生で対話型鑑賞をするのは先生も初めてとのことで、手持ちのアートカードでは足りずに買い足してくださったほどでした。
まずパワポで行なうことの意義の説明や、やり方についてのわかりやすい動画を見せて頂き、数人ずつの島に分かれてグループごとに進めていきます。アートカードの他、全員で一緒に鑑賞して考える作品については、スクリーンに大きく映し出します。
アプローチの仕方は、手を変え、品を変えて様々に工夫を凝らしてくださいました。
〇アートカードから共通性を見つけて数枚選び言葉で説明する練習、いくつかの作例について1分観察→5分対話→1分振り返りの対話型鑑賞(1人がファシリテーターになって進行する体験も)。
〇西洋絵画の技法や様々な造形要素についての解説の後、四季のカレンダーにするならどれ?(アートカード)、ブラインドトーク(ペアになって作品を見ていない相手にどのような作品なのかを説明する、そして技法や造形要素を含んだグループでの対話型鑑賞(ファシリテーター)。
〇5人の登場人物の絵の各人物の身振り手振りを役者のように真似てどのような人物かどのような場面かを考える、また、各自で一つずつ用意した推しの作品を用いてファシリテーター役になって対話型鑑賞を進める。
学生たちは、同じ作品についての様々な意見を聞けることが新鮮であり、そして「ファシリテーター」の難しさや大切さを実感していました。
≪対話型鑑賞≫では、発言する勇気、他の発言を否定しないこと、場を独占しないこと、などのルールが重んじられます。そして、ファシリテーターには、参加者の意見を全て受け止め、パラフレーズし、褒め、関連発言をリンクし集約する、参加者の発言を対等に扱い中立であるなど高度なことが要求され、美術鑑賞にとどまらず、全人的な尊い学びであるのでありました。
人文学科の栗田(西洋近代美術史、博物館学)です。
「美術って、知識がないと楽しめない」って思っていませんか?
跡見学園女子大学の授業「アート入門」では、作品を“正解探し”で見るのではなく、自分の目で観察し、対話しながら読み解く体験も大切にしています。
アートカードや対話型鑑賞、名画のグループ鑑賞などを通して、美術館で作品がもっと面白く見える“見る力が身につく授業です。
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柴田先生が取りまとめておられる「アート入門/造形論」で私が担当した3回が終わりました。3回の骨子は、対話型鑑賞を繰り返すなかで、「見る→観る→視る」のプロセスで鑑賞力ブラッシュアップしようとするものです。
1回目の前半は、アートカードで楽しんで鑑賞するコツをつかんでもらいました。後半には、最近美術館で注目されている対話型鑑賞を行ってもらいました。
アートカード:https://www.youtube.com/watch?v=4GbqiczRHZY
対話型鑑賞:https://www.youtube.com/watch?v=yxbxMD2J-0E
複数人で鑑賞すると新たな気付きも多く、新鮮な体験だったようです。
2回目は、アートカードの応用編でウォーミングアップを行ったあとで、絵をじっくり観察できるようなるのに役立つ「造形要素/造形原理」について学びました。
造形要素:Line(線)、Shape(形)、Color(色)、Value(明度・明暗)、Texture(質感)、Space(空間)、Form(形態)
造形原理:Balance(バランス・均衡)、Contrast(対比)、Emphasis(強調)、Movement(動き)、Rhythm(リズム)、Unity(調和・統一感)
3回目は、プッサンの《オルフェウスとエウリュディケ》について5人ずつのグループに分かれて次の手順で詳しく鑑賞しました。
① 予備知識なしで観察。
② 登場人物になりきってみる(活人画)。
③ 主題と図像についての解説後、登場人物の同定。
④ 栗田による詳しい解説。
活人画になるのはなかなか難しかったようですが、なかなかの盛り上がりでした。
後半は、皆さんの推しの作品で対話型鑑賞を行っていただき、セッションの最後に推しについて詳しく語ってもらいました。対話型鑑賞も3回目となると話が弾んだようでした。
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絵や彫刻を心から楽しむ「豊かな美術鑑賞」をするためには、ただ見るだけではなく、いくつかのコツがあります。
まず、作品を前にしたら、インターネットや本で読んだ情報など、知っていることは一旦忘れて、素直に作品と向き合いましょう。少し離れて見て全体のバランスや雰囲気を確かめ、その後、近づいて絵の具の厚みや筆の跡(筆致)などをじっくり観察する、この両方が大切です。
でも、ただ目で見るだけでは、西洋の古い作品などは「何が描かれているんだろう?」と疑問に思うことがあります。そこで役に立つのが、日頃からの準備です。聖書やギリシア神話など、作品のテーマによく使われる有名な物語を読んで親しんでおくと、描かれている人物や物が持つ「意味」がわかるようになります。
どちらか片方だけでは、もったいない鑑賞になってしまいます。目で感じる力と、知識で読み解く力。この二つの力が合わさって初めて、作品の奥にあるメッセージまで受け取れる、深くて楽しい鑑賞体験ができるのですね。
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美術鑑賞をさらに深めたい方には、文学部には以下の授業も用意されています。
日本美術史(鑑賞を含む)A
日本美術史(鑑賞を含む)B
西洋美術史(鑑賞を含む)A
西洋美術史(鑑賞を含む)B
東洋美術史(鑑賞を含む)
近代美術史(鑑賞を含む)
現代アート論
東西美術交流
西洋図像学
色彩象徴論
秋日和の或る日、松井ゼミでは、文京キャンパス周辺に所在する日本近代史上の著名人のお墓参りに行きました!
文京キャンパスから徒歩15分で名刹・護国寺に到着。
元禄10(1697)年完成の本堂(重要文化財)の威容には圧倒されました。
まずは本堂脇の大隈重信侯のお墓にご挨拶。
境内の三条実美、山県有朋、ジョサイア・コンドル諸氏のお墓参りの後は、徒歩5分ほどで雑司ヶ谷霊園に移動。時間の関係上、文豪・漱石のお墓だけお参りしてきました。
人文学科の柴田(美術実習)です。
「アート入門」の第2弾は、西洋美術史の剱持 あずさ先生です。
1回目の冒頭「美術史とは?」のところで、テキスト的には『造形作品の歴史=人間の表現に関わる歴史/文化/精神をひもとく』ではあるのですが、先生自身がこれまで研究されてこられたからこその考え、『年月を超えて伝えられてきた作品に「今」むきあって「今」感じること、意味や価値を見出す』という貴重なお話が! 古の昔に確かに誰かの手によって生み出された作品が、今目の前に存在している、そのことにぐっと感慨を覚えるのだというくだりは、制作者である自分にとっては大変うれしい言葉でした。
さて、ことに19世紀の大エポック以前の西洋美術では、その<主題>を知っているかどうかで作品の理解が全く違ってきます。いわゆる歴史画といわれる、神話・宗教・寓意・歴史・文学などをテーマにした絵画について例を示しつつ解説くださいました。フラ・アンジェリコの「受胎告知」ではサンマルコ寺院にどのように存在しているものなのか、絵画がおかれる「場」の重要性が紹介され、昨今ひたすら美術館やギャラリーの「壁」に並べられることが多くなってしまった「絵画」を考え直したいと気づかされました。
2回目は、西洋絵画の表現の核である「明暗と空間」です。
モチーフとしては同じ場面をとりあげてはいても、<テンペラ画>と<油彩画>では風合いに大きな違いがあることを、イタリアのテンペラ画とネーデルランドの油彩画を比較して解説くださいました。カメラなどの画像に慣らされている現代人には、確かに油彩画の方がリアルな印象かもしれませんが、よく見れば人体のバランスなどテンペラ画の方が優れていたりします。どっちが「リアル」なのでしょう?また、よく日本画の人がイタリアに留学に行って西洋の絵を勉強したりすることも寡聞しますが、テンペラやフレスコには、日本画の画材と通じるところがあるのかもしれません。
そのほか、西洋絵画の光と影(明暗法)や遠近法/透視図法の話、そして古代ギリシャの「斜めの視点」がすでに奥行きを意識したものであるなど、とても興味深いお話の数々でした。
剱持先生のご講義は、西洋美術の単なる知識なのではなく、「作品」や「作者」に対する愛情が根底にあるのでありました。人文学科の柴田(美術実習)です。
『全学にアートを!』のスローガンのもと、R7新カリの全学共通科目に新設された「アート入門」が走り出しました。
人文学科の美術系教員が話し合い、皆でのオムニバス形式で行うことにした科目です。机上で出来る手軽な実技的要素も含んでいます。
トップバッターは、日本美術史の矢島 新先生。
最初の講義では作例を引きながら<日本美術の特質>をお話しくださいました。日本画を描いてきた自分の感触にとっては「デザイン性と写実性の融合」のくだりはストンと腑に落ちる思いです。まさに日本画の画材の魅力でもあります。
二回目の時間は、柴田が担当しての「鳥獣戯画」の臨写体験の回。
水墨紙に筆ペンです。(ウォーミングアップとして鉛筆や筆ペンで様々な線を引いてみて身も心もときほぐしました。)何枚でも描いてよく、2枚目からは興に乗ってきて自分の思うように筆を運びたくなったら、その気持ちを否定せずにオリジナル世界の発動もOK! 描いてみたからこその気づきも色々あったようでした。
そして、三回目の回では再び矢島先生により「鳥獣戯画について考える」の講義を伺いました。美術史研究の醍醐味にも触れていただき、大変興味深く拝聴いたしました。
司書課程を担当しています、長谷川幸代です。本学では「司書課程」と「司書教諭課程」を開講しています。現在、司書課程は全学部全学科に開講し、司書教諭課程は教職課程と一緒に履修するため文学部人文学科に開講しています。
「図書館」や「司書」と聞くと、真っ先に「本」をイメージする人が多いのではないでしょうか。しかし、それ以外にも沢山のメディアが存在しています。雑誌や新聞、CDやDVD、Blu-ray、近年では画像化されたデジタルデータも図書館が扱う大事な資料です。知恵や知識の宝庫である図書館ですが、利用する人たちに届ける必要があります。膨大な資料や情報を選別して、使いこなすためにはどうしたらよいでしょうか。
図書館の様々な資料を熟知して、情報技術を使いこなし、利用者へ効果的なサービスを行うことが求められます。そのための科目が、数多く開講されています。
その他、コンピュータで情報検索をする演習の授業(「情報サービス演習A」)もあります。世の中には沢山の情報が溢れていて、内容は信頼性の高いものから低いものまで玉石混交です。その中から確実な情報を見極めて入手できるよう、データベースなどを利用して実践的な課題に取り組みます。
図書館司書課程の授業を履修することで、図書館そのもののことだけでなく、多様なメディアや情報活用について学ぶことが出来ます。こういった知識やスキルは、生涯にわたって活用できるものです。
本はもちろんのこと、沢山の情報源にふれながら、楽しく学んでいただければ嬉しいです。
担当教員の最近の著書を紹介します。幅広いサービスを展開する現代の図書館の様子が分かる内容となっています。最近の図書館事情ってどうなっているの?今後の図書館はどうなっていくの?という問いを念頭に書いています。ぜひご覧になってみてください。
野口武悟・新藤透・千錫烈・長谷川幸代〔編著〕 A5・190p 2025.3刊
定価2,750円
塚田 修一・松田 美佐(編) 発行年月2025年4月
本体価格 ¥2,500 A5判(148×210)
ページ数 296ページ
執筆担当:第2部 日常を探る「多摩の図書館――コミュニティの情報拠点として」
【コラム】八王子市の図書館動向
令和7年(2025年)度からのカリキュラムでは、全学共通の教養科目として「芸術」分野が新設されました。
跡見学園女子大学の創立者である跡見花蹊が書画の学びを重要視したことを受け継ぐ、「跡見らしさ」があらわれている注目ポイントの一つです。
その中でもユニークなのが、「ワークショップで学ぶアート」です。人文学科の茂木一司先生と柴田眞美先生が担当されています!
今回は春学期ご担当の茂木先生から届いた授業の様子をご紹介します。
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「ワークショップで学ぶアートA」では、協働で学ぶ、いわゆるアート・コミュニケーション学習=民主主義のレッスンをいろいろやっています。不正解がなく、相手といっしょにやることで、自分とは何が自然にわかるようになっていきます。
【第3回】Mondrianワークショップ
ピエト・モンドリアンの「ブロードウェイ・ブギウギ」(1942−43)をモチーフにした、個人の表現がリミックスされて社会化される共同画ワークショップ。
音楽をかけながら、回転寿司のように踊ったり、描いたり、見たりしながら、自然に相手とつながっていってしまうことを学ぶ。個人の表現が社会化されていくプロセスを視覚化する。
【第4回】シアターゲーム
ゲスト講師:柏木陽先生(NPO法人演劇百貨店)https://engeki100.net/aboutrus/prof/kashiowagi/
演劇の基礎トレーニングであるシアターゲームを改良して、即興で身体的な表現遊びをいろいろやってもらいました。
2人と3人とか4人で、何かになってみます(自転車、顕微鏡などなど)。そこから動きを加えてさらに表現を深めていきます。
アートカードを身体で表現するというのもやりました。最後はできた身体のかたちに台詞をつけて、即興演劇化!
【第5回】 バルーン・ドームづくり1日目
ゲスト講師:塩川岳(しおかわたけし)先生
https://www.facebook.com/kazumogi
塩川岳さんをお呼びして、「バルーン(エアードーム)づくり」をはじめました。カラービニール袋を裂いて、テープで貼って大きなシートをつくる作業は案外重労働ですが、汗をかくのはいいこと!体育館はいっきにカラフルに!とりあえず、今日はここまで!!
【第6回】バルーン・ドームづくり2日目
ゲスト講師:塩川岳(しおかわたけし)先生
先週つくったビニールシートを重ねて円形に整えてカット。縁を空気が漏れないように細かくテープでとめていきます。単純だけど、根気がいる仕事……。その上にカッティングシートとマッキーで装飾…子どもに戻ってお絵かきをするとのびのびとして、いい表情になってきました。最後は、送風機で空気入れ。大きな機器を買ったので、5分程度で大きな風船ができあがります。
入り口を切ってつくって、中に入って感動! 描いた絵が星座のようになって見え、プランネタリュームのようだと感想が出ました。 現在花蹊記念資料館では、学園創立150周年記念「跡見花蹊と跡見女学校―開学へのあゆみ―」展が開催中です。HPでは企画趣旨が次のように記されています。
跡見学園創立者の跡見花蹊[1840-1926]は、教育者のみならず、画家・書家としても高く評価されました。本展では、跡見学園創立150周年を記念して、花蹊が手掛けた書画の中でも代表作を中心に紹介し、跡見学校開学までのあゆみを振り返ります。
花蹊は、摂津国西成郡木津村(現在の大阪市)で家塾を営む家庭に生まれ、幼少の頃から書画に親しみ、20歳になる頃には家塾の経営も任されました。
画家の円山応立や中島来章に「円山派」の画法を、日根対山に「南画」の画法を、頼山陽の門下であった儒学者・宮原節庵と後藤松陰に漢籍・詩文・書法を教授された花蹊は、のちに独自の表現を追求し、《四季花卉図》や《萬山畳翠図》などの代表作を生み出しました。また、花蹊の書の表現は「跡見流」として受け継がれています。
本展では、洋画家・黒田清輝による花蹊の肖像画を公開します。また、書画のみならず、花蹊が実際に着用していた「紫袴」や、生徒に授けた書画の手本、代表作《四季花卉図》に使用されている印章も展示いたします。花蹊はいかにして開学への道のりを歩んだのか、豊かな創作活動の足跡をお楽しみ頂ければ幸いです。
学内に博物館が設置されている跡見の特色を生かすべく、人文学科の学生の受講が多い「博物館概論」の授業で資料館の見学を4月17日に行いました。会場ではこの展覧会を担当した若林学芸員に展覧会の概要をお話しいただくとともに、学芸員課程を志す学生たちに向けて準備や展示に当たっての工夫や苦労をお話しいただきました。
受講生からは、
今日の見学で、展示だけでなく学芸員さんのリアルな展示での苦労話を聞けて面白かったです。特に自分が興味を持ったのは飾り方についてです。花蹊が書いた短冊など、見学に来た人に見えやすいよう積木で頭の方から傾けてくれていたり、大きい掛け軸作品の上の方が巻く装置で巻かれてみえやすいようになっていたりと様々な工夫がされて展示が行われているのだなと実感しました。私は高校の時に書道部で大きな掛け軸作品を臨書ですが書いていたので掛け軸系のお話が特に興味深かったです。見学とても楽しかったです!
学芸員さんの展示までの苦労話の中で学芸員がこんなに関わっているのかと驚きました。原稿を作りから始まり、展示の設営、さらに私たちに展示物の説明などお話を聞いているだけで大変さを知り学芸員の重要度を知りました。展示のパネルや実物の配置方法、展示のテーマに必要な展示物を決めたりなど、どうしたら相手に伝わるかを重視したりしているのだと改めて思いました。実物があって特によかったのは、制服の袴です当時の人の身長が知れました。
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展覧会情報
跡見学園創立150周年記念・企画展「跡見花蹊と跡見女学校―開学へのあゆみ―」
・会 場: 跡見学園女子大学花蹊記念資料館 展示室1・2
・会 期:2025年3月24日(月)~5月20日(火)
・開館時間:10時~16時
・休 館 日:土曜日・日曜日・祝日
※4月26日(土)は開館、5月2日(金)は休館いたします。
・入 館 料:無料
【関連イベント】
当館学芸員によるギャラリートーク(所要時間15分前後)
・日 時:⑴2025年4月26日(土)14時40分~
⑵2025年5月17日(土)14時00分~
・会 場:跡見学園女子大学花蹊記念資料館 展示室1・2
※展覧会について詳しくはコチラを。
※展示内容については資料館の公式Xもご参照ください。 コチラ