2025年1月22日水曜日

【お知らせ】博物館実習生模擬展示@花蹊記念資料館

 

学芸員課程を担当している栗田秀法です。

121日(火)から新座キャンパス内の花蹊記念資料館で学芸員課程企画「博物館実習生模擬展示」が始まりました。人文学科で開設している学芸員課程の集大成となる授業「博物館実習C」の成果展示です。

受講生はゼミの専門に応じて歴史・民俗班と美術班に分かれ、企画の立案、出品作品の選定、会場展示プランの作成、各種解説原稿の作成等の準備に秋学期を費やし、120日(月)に最終の展示作業を行いました。美術班は栗田が、歴史・民俗班は非常勤講師の新井久代先生(遠山記念館学芸員)が担当し、折に触れ矢島新先生からご指導を頂き、展示作業でも多くのご助言を頂戴しました。



展示室1は歴史・民俗班企画の「女学生図鑑―教養とおしゃれ―」で、明治時代から昭和時代初期頃までの女学生たちに求められた「教養」をテーマした第1章と、女学生の「おしゃれ」をテーマにした第2章とで会場が構成されています。

展示室2は美術班企画の「回顧から懐古へ―追憶の版画展―」で、16世紀から20世紀までの多種多様な西洋版画が展示されています。




各班のポスターも受講生のデザインによるもので、なかなか優れた出来映えです。

展覧会にはこんな18世紀初頭の銅版画も出ています。


版刻:ジェラール・オドラン、原画:アントワーヌ・コワペル

《アハシュエロス王の前に立つエステル》(部分)

エングレーヴィング

 

近世ヨーロッパの銅版画の刻線はとても緻密で、近寄って見てみると、その超絶技巧に目を見張ることでしょう。

美術班の受講生はNoteを用いて出品作品の紹介をしていきますので、是非ご覧下さい。また、XInstagram(アカウント名:@atomi_kaiko)を通じても発信していますので、そちらも覗いてみて下さい。展覧会は131日(金)まで開催しておりますので、お近くの方はぜひ足をお運び下さい。

 

企画展 「博物館実習生模擬展示」(展示室12)

・会  場: 跡見学園女子大学新座キャンパス2号館 花蹊記念資料館

・会  期:2025121日(火)~131日(金)

・開館時間:10時~16時 最終日は14時閉館

・休 館 日:月曜日・土曜日・日曜日

・入 館 料:無料(事前予約不要)

※公式Xコチラ




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