人文学科の特徴の一つである、資格課程についてご紹介します。今回は教職課程!
本学で取得できる教員免許の種類は、以下のとおりです。
・中学校教諭一種免許状 国語
・高等学校教諭一種免許状 国語
・高等学校教諭一種免許状 書道
・中学校教諭一種免許状 社会(文科省に申請中)
・高等学校教諭一種免許状 地歴(文科省に申請中)
(※美術科は、令和7年度入学生より募集が停止になりました。)
全国的に教員不足が叫ばれている中で、実は跡見の教職課程では、教員を希望する学生が、むしろ年々増え続けています。真面目で優秀な学生がたくさん集まっており、実際に教職に就いている人も少なくありません。
【教育実習受講者数】
・令和5年度:13名(国語10名、書道0名、美術3名)
・令和6年度:26名(国語18名、書道4名、美術4名)
・令和7年度:29名(国語19名、書道3名、美術7名)
その秘密は、充実したカリキュラムと指導体制にあります。教職課程では、関係教員の力を合わせた手厚い指導がおこなわれています。教職課程に特化した説明会やオリエンテーションも毎学年(3、4年生は年2回)実施されており、学生たちのモチベーションを高めます。
カリキュラムの面では、1・2年次(前期課程)において教職科目(「教職論」、「教育心理学」、「教育とICT活用」など)を中心に学びます。
近年、教員採用試験は3年次に受けることができる前倒し選考が行われていますが、この科目配置がその受験に有利にはたらいています。そして、3・4年次(後期課程)には専門科目が多く配置されており、教員として必要な専門的知識をしっかりと身につけながら、教科の教育法などを学び、実習へと出ていきます。
また、授業以外の場においても、小学校~高等学校の授業見学を全員参加でおこなっているほか、現場の校長先生や教育委員会採用担当者をお招きしての講演会も実施。「現場」を知り、どんな力が必要なのかを考える機会が充実しています。
跡見には「教育学部」はありません。それでも、採用試験では高い合格率を誇っています。
例:令和6年度教員採用試験等結果報告(令和7年度採用)
(1) 一次試験合格者数:3年生15名(受験者数24名)*前倒し受験
4年生10名(受験者数25名)
合計:25名(国語科17名、書道3名、美術科5名)
(2) 教職に就いた合計数:8名
(3)
大学院:2名
筑波大学大学院(書道科1名)、跡見学園女子大学大学院(美術科1名)
残念ながら不合格だった履修者も、教職課程で身につけたコミュニケーション力や分析力、プレゼン力などの様々な経験を活かして、自分の道を切り開いています。中には、社会人になってから再受験する人も。
卒業時には、「大変だったけど、教職がんばってよかったです」と笑顔で。
人文学科に配置されている多様な分野とも行き来しながら、横断的に学ぶことができるのも特色です。
履修する単位が増えるので大変に感じることもあるかもしれませんが、その分しっかりと将来に役立つ資格を得ることができます。